北九州とベトナムの大学が協定
生活習慣病対策などが課題となっているベトナムで、日本の栄養学の知識や技術を生かそうと、北九州市の大学とベトナムの大学などが、学生の交流などを盛り込んだ協定を結びました。
協定を結んだのは、北九州市八幡西区にある九州女子大学と、管理栄養士の養成課程を持つベトナムのナムディン看護大学、それにベトナム国立栄養研究所です。
8日は九州女子大学で調印式が行われ、それぞれの代表が協定書に調印しました。
ベトナムでは、食生活の変化による生活習慣病の増加や、高齢化に伴って医療費の負担増が課題になっているということです。
このため協定では、生活習慣病の予防に向けた共同研究を行うほか、将来的には管理栄養士の育成に向け、ナムディン看護大学の学生や教職員が九州女子大学で栄養学などを学ぶほか、九州女子大の教職員がベトナムで指導にあたることにしています。
ナムディン看護大学のレ・タン・ツング学長は「取り組みを通じてベトナム人の健康増進につなげていきたい」と話していました。